●管理台数について
 VMware ESXi版のサーバ診断カルテでは、1つの集約マネージャで管理できる装置の台数と、
 それぞれの上で動作する仮想OSの数には制限があります。以下を目安にご利用ください。
 ・台数の目安
  例1) VMware ESXi (ホストOS)数 10台 + 全体の仮想マシン(ゲストOS)数 200台
  例2) VMware ESXi (ホストOS)数 20台 + 全体の仮想マシン(ゲストOS)数 140台
  例3) VMware ESXi (ホストOS)数 43台 + 全体の仮想マシン(ゲストOS)数 0台
 ・台数目安の算出式
  上記台数の目安で判断が難しい場合は、以下の計算式の台数に収まるか確認してください。
  超過する場合は、各集約マネージャが管理する装置の台数が、以下計算式に収まるよう、
  集約マネージャの台数増設をご検討ください。
  VMware ESXi (ホストOS)数×30MB + 全体の仮想マシン(ゲストOS)数 ×5MB ≦ 1300MB
 ※管理できる台数を超えた状態で運用された場合、カルテデータが届かずカルテ情報の
  欠落やカルテが生成されない可能性があります。
●Windows Server 2022 / Windows Server 2025 / Windows 11環境で利用する場合の制限について
 サーバ診断カルテ(VMWare ESXi上のゲストOS対応版)では、下記項目には対応しておりません。
  ①ソフトウェアログ情報
   ・バックアップ ジョブ一覧
  ②仮想マシン登録情報の下記項目
   ・仮想マシン情報の累積稼働時間
●Intel VROC(Virtual RAID on CPU)について
 サーバ診断カルテは Intel VROC(Virtual RAID on CPU) に対応しておりません。
 このため、Intel VROC でRAIDを構成している場合、RAID情報が表示されません。
注意/制御事項
●サーバ診断カルテ(VMWare ESXi対応版)の注意事項
  ①VMware Host Clientのストレージのデバイスタブ画面にてタイプが[ディスク]以外の
   デバイスが存在する場合、ハードウェア構成情報の物理ディスク情報の下記項目が
   正しく表示されない可能性があります。
   ・サイズ
  ②サーバ診断カルテ (VMware ESXi 対応版) Ver.3.0.1以上 を運用中に
   以下のいずれかの製品のインストール(アップデートを含む)またはアンインストールを行うと
   失敗する場合があります。
   対象製品:
   ・ESMPRO/ServerManager
   ・ESMPRO/ServerAgentService
   ・ESMPRO/ServerAgent
   ・エクスプレス通報サービス
   ・エクスプレス通報サービス(HTTPS)
   ・エクスプレス通報サービス(MG)
   ・WebSAM AlertManager
   ・WebSAM ClientManager
   ・通報モジュール(アラートマネージャ)
   通報モジュール(アラートマネージャ)から、回避手段とアップデートパッケージに関する情報が
   通知されています。以下の内容をご確認ください。
   
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=3140109936
●サーバ診断カルテ(VMWare ESXi対応版)の制限事項
  ①ログ収集タイミングを変更する際は、タスクスケジューラ「LogCollectLT」と「LogCollectDAILY」
   の実行時間を同じに設定しないでください。ログ収集が失敗する可能性があります。
  ②ログ送信タイミングがログ収集タイミングと重なる場合(*1)、サーバ診断カルテの診断データが
   表示されない場合や不足する場合があることを確認しています。診断データが表示されない場合
   や不足する場合、下記のメールアドレスまでお問い合わせください。
      karute-tech@express.jp.nec.com
   (*1)ログ送信時刻の確認方法は、セットアップマニュアルの「3. NECログ通報サービス 管理コマンド」
     をご確認ください。
●Windows Server 2025環境で利用する場合の注意事項
 Windows Server 2025環境の場合は、「サーバ診断カルテ(ゲストOS対応版) Ver.1.1.0」を公開しましたので、本バージョン以降のモジュールをご利用ください。
過去バージョンでの注意/制御事項
●サーバ診断カルテ(VMWare ESXi対応版)の注意事項
  
    |  | ① | ゲストOSにIPアドレスが多く割り当てられていると、ゲストOSのPDFが生成されない問題がありましたが、「サーバ診断カルテ(VMware ESXi対応版) Ver.3.2.1」で修正されています。上記状況に該当する場合は、本バージョン以降のモジュールをご利用ください。 | 
  
    |  | ② | 2021年9月に公開した「サーバ診断カルテ(VMware ESXi対応版) Ver.3.0.0 モジュール」について、環境によってはゲストOSのサーバ診断カルテを生成できない場合があることが判明し、Web公開を一旦停止しておりました。該当バージョンをダウンロード頂いた方はご使用にならないようお願いいたします。問題を修正した「サーバ診断カルテ(VMware ESXi対応版) Ver.3.0.1 モジュール」を公開しましたので、本バージョン以降のモジュールをご利用ください。 | 
  
    |  | ③ | サーバ診断カルテ (VMware ESXi対応版) Ver.3.0.0~Ver.3.1.0をインストールした管理サーバ(Windows OS)に対して、特定のWindows Updateの更新プログラムを適用するとサーバ診断カルテ(VMware ESXi対応版)が正しく動作しなくなり、結果としてゲストOSのサーバ診断カルテを生成できなくなる場合があることが判明しました。発生した場合の回避方法を公開しておりますのでサーバ診断カルテ (VMware ESXi対応版) 特定のWindows Updateの更新プログラム適用により、ゲストOSのサーバ診断カルテが生成不可となる場合の回避方法をご確認ください。問題を修正した「サーバ診断カルテ(VMware ESXi対応版) Ver.3.2.0 モジュール」を公開しましたので、本バージョン以降のモジュールをご利用ください。 |